アメリカの高校教育

アメリカの大学

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アメリカの大学・受験　日本の大学との比較

<アメリカの大学と日本の大学：学生数比較＞

日本では、よくアメリカの大学は入りやすいが出にくいという話を聞きます。
では、アメリカの大学は本当に入りやすいのでしょうか？

アメリカの大学と日本の大学で大きく違うのは各大学の人数です。　次の表は日本の主要難関大学の受験定員とアメリカの主要難関大学のFreshman（大学１年）の人数を比較したものです。（２００９年度データ）　アメリカは日本の人口の約２．３倍ですから、人口比を考慮した数字も併記しています。

２００９年度の高校卒業生は日本が約１０６万人、アメリカは約３２０万人で約３倍です。

　

日本の大学

入学定員

累計

 米国の大学 Freshman 累計 人口比累計 　
　 東京大学~ 3,163 3,163 Harvard+ 1,668 1,668 725 　
　 京都大学~ 2,859 6,022 Yale+ 1,318 2,986 1,298 　
　 大阪大学~ 3,245 9,267 Princeton+ 1,242 4,228 1,838 　
　 北海道大学~ 2,480 11,747 Columbia+ 1,333 5,561 2,418 　
　 東北大学~ 2,363 14,110 U of Penn+ 2,385 7,946 3,455 　
　 名古屋大学~ 2,095 16,205 Cornell+ 3,010 10,956 4,763 　
　 九州大学~ 2,546 18,751 Brown+ 1,479 12,435 5,407 　
　 東工大~ 1,200 19,951 Dartmouth+ 1,119 13,554 5,893 　
　 一橋大学~ 955 20,906 MIT 1,067 14,621 6,357 　
　 筑波大学~ 2,062 22,968 Stanford 1,721 16,342 7,105 　
　 慶応大学 4,090 27,058 CalTech 231 16,573 7,206 　
　 早稲田大学 10,900 37,958 U of Chicago 1,300 17,873 7,771 　
国立医学部" 3,379 41,337 Duke 1,700 19,573 8,510 　
私立医学部" 3,061 44,398@ Johns Hopkins 1,206 20,779 9,034 　
@大学志願者の約6.7% U of Michigan~ 5,992 26,771 11,640 　
"医学部は国立私立ともに上記大学に含まれ無い入学定員の合計（2009年度） UC Berkeley~ 4,225 30,996 13,477 　
"米国の医学部は大学院のみ。学部卒業後にメディカルスクールへ進学する。 Northwestern 2,078 33,074 14,380 　
~公立 Amherst* 439 33,513 14,571 　
+:アイビーリーグ Williams* 540 34,053 14,806 　
*:リベラルアーツ Swarthmore* 372 34,425 14,967 　

日本参考データ

（2009年度年）

 Pomona* 382 34,807 15,134 　
高校卒業者 106.3万人 Washington STL 1,510 36,371 15,813 　
大学志願者 66.7万人 Rice 894 37,211 16,178 　
(内浪人） 8.4万人 Vanderbilt 1,599 38,810 16,873 　
大学入学者 60.9万人 U Notre Dame 2,064 40,874 17,771 　
国公立 13.0万人 Middlebury* 603 41,477 18.033 　
私立 47.9万人 Georgetown 1,555 43,032 18,710 　
大学入学率 91.3% Carnegie Melon 1,423 44,455@2 19,328 　
*文部科学省学校基本調査速報より Freshman人数はcollegeboard.comより。
(@2:大学志願者の約2%)		 　

表からも明らかなようにアメリカの各大学は人数が少ないため、日本の主要難関大学と同等人数を比較するには、かなり多くの大学を列記しなければなりません。　　日本の御三家である東大、京大、阪大に匹敵するアメリカの大学は、人口を考慮した人数比的では、主要難関14-15校分といえます。　しかも日本ではあまり知られていない大学も多く含まれています。  アメリカのＩＶＹリーグに代表される有名トップ大学は、狭き門であることがわかります。　ただし、入学試験の成績だけが良いと入れる日本の大学と、さまざまな要素が考慮されるアメリカの大学とは、おのずとその目的に違いがあると考えられます。

以上で登場する主要大学共通テストＳＡＴの学力比較は以下のグラフの通りです。(college boardデータより）　上位大学の共通テストによる学力は各校とも近い範囲であるということがわかります。　各大学は、高校の成績を重視するとともに、学業以外の活動（ボランティア、スポーツ、芸術、研究成果、推薦状、小論文など）を合格判定の重要な要素として使用します。

主要大学のＳＡＴやＡＣＴの共通テストの傾向は、ＳＡＴ，ＡＣＴデータを参照ください。

参考リンク：

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