アメリカの高校教育

アメリカの公立高校

Public High School

HOME

 

このサイトは個人サイトです。 コンサルタントや塾などとは関係ない個人的な観察や体験、感想を掲載しています。


 アメリカの高校は義務教育


アメリカの高校は義務教育です。

住んでいる地域にある公立高校へ進学でき、授業は無料です。
地域によっては500人から4000人といった規模の高校まであります。

アメリカの高校は義務教育であるため同じ公立高校でも住宅地域により高校のレベルに大きく差があります。 裕福な地域と貧困地域の高校では学力の差もさることながら、環境そのものがきわめて大きく違います。 安全性も違います。 アメリカは人種の坩堝であり世界中からさまざまな人種の人がやってきて住んでいます。 したがい習慣も違えば善悪に対する考え方、常識も違います。 

アメリカにはじめてやってくる日本人は、そのような知識が乏しいこともあり、学校地区を気にせずに住宅を選択し、学校に行ってから驚くということが少なくありません。 ある程度知識がある、または、アメリカ生活経験者が知りあいにいる場合には、かならず、学校の良い地域を住宅地として選択 を薦めます。 学校の良い地域は住宅費は高いですが、安全性、学校の質を考えると他に選択はありません。 アメリカでの安全性というのは日本の感覚とは大きく違い、時には命の安全性に直結しています。

良い地域とそうで無い地域をどのように見分けるかは、経験者に聞くのが一番です。 もちろんその地域に行ってみただけで、ひと目でわかるところもありますが、昨今タウンハウスなどきれいな住宅が出来ており、そこを見ただけではわからないことが多くなってきました。 学校を見学すると一目瞭然でわかります。 また、学校のレベルもスクールレポートというものが必ず公開されていますので、それらを参照することも出来ます。 こういった環境の違いが大きいことから、住んでいる地域によっては私立を選択する場合が多くあります。

公立高校は、地域の税金で運営されています。 税金は住宅税として徴収されます。 賃貸であっても大家が税金を支払っているわけで、結果的に家賃に教育の税金が含まれていることになります。 教育税が高いと嘆く人もいますが、その税金のおかげで地域の安全が保たれ、安心して子供を学校に送ることが出来るのです。 (そして家の値段も高く保たれている)

公立高校のよしあしは周りの環境に左右され、それが学校の使える予算にも影響を与えます。
結果、授業内容にも影響します。 たとえば、APクラスの数が学校によって大きく違うのも、そのための教員を確保できるかどうかという予算との兼ね合いになります。 同じ公立高校でもAPクラスが1クラスであったり20クラスあったりします。 当然にAPクラスが多い方が良い大学への進学率が高い傾向は顕著です。

公立高校の学力ランクは毎年NEWSWEEKのアメリカの公立高校ランキングで発表されています。

アメリカの高校の多くは9年生から12年生までの4年です。 9年生は日本の中学3年にあたります。
それでは中学はというと、中学は6年生から8年生までの3年です。 小学校は1年生から5年生までの5年間です。 ようするに5−3−4制度です。 (地域により違う場合もあります)
 


 アメリカの高校の授業と成績

アメリカの高校の授業の多くは能力別+選択制度です。

能力別というのは、生徒の学力により同じ科目でも3段階程度のレベルによる授業が用意されています。 それ以上の能力をもった生徒は、大学で勉強することも出来ます。 また、各授業(英語以外)は学年制ではありません。 したがい同じクラスに高校1年生と3年生がまざっていることもあります。
得意科目は伸ばし、不得意科目は、背伸びせずにしっかりと習得できる制度になっています。(すべてが学年制ではないということではなく、上級生だけの科目もあります)

授業は基本の英語、数学、理科、社会、外国語の5教科と、バンド、オーケストラ、コーラスなど音楽、さらに技術養成の製図やコンピュータソフトなどといった好きなものを選択できる教科 もあります。 選択科目は、さまざまなものがあります。 デザイン系、音楽系、演劇系、コンピューター系など(たとえばシスコのネットワークやJAVAのクラスもあります)  基本の教科を習得するのは当たり前ですが、授業でバンドやオーケストラがあると上達もすばらしいものがあり、プロ顔負けの演奏をします。 これらは、すべて大学受験の時のエキストラカリキュラム=課外授業の重要性を認識したものです。 大学は学校の成績が良いのは当たり前で、それ以上になにをやってきたか、スポーツや芸術などの成果をとても重視するからです。 授業以外なにもしていないと大学受験には、不利になります。

スポーツは、クラブという形で行われますが、毎日2時間程度練習があります。スポーツクラブとはいうものの、アスレチックというカテゴリーとなっており、大学受験時に重要な要素になります。 忙しい勉強、宿題とともに忙しくスポーツをする、さらに忙しく芸術関連もする、となるとなかなか大変な毎日になります。 これに 加え、独自にピアノ、バイオリン、絵やバレーを習っているなどとなると毎日分刻みのスケジュールですが、そういう高校生がたくさんいます。 アメリカの高校は上級生は車で通学しますが、下級生は親の送り迎えが大半ですから、親も子供のスケジュールにあわせた忙しい生活となります。 (一般の通学帰宅は自宅から学校までの距離によりスクールバスもある)

得意科目については、出きる生徒はどんどん難しいクラスを受けることができますが、すくなくとも基礎から順番にクレジットを取得しておかなければならないものが大半です。 しかし、毎日学校に行ってくるだけでは、いわゆる飛び級はそう簡単ではありません。 そこで、アメリカの高校は夏休みが勝負だといわれています。 日本ではアメリカの高校は夏休みが 長いという印象が一般的です。 たしかに、6月の初めから中旬(大学は5月中旬から夏休み)にかけて、もう夏休みが始まり、秋の新学期は9月の初め(といっても4日とか5日と中途半端)から始まりますので、2ヶ月半から3ヶ月もあるわけです。 1年の1/4もの長い休みですが、言うまでもなく、この夏休みがアメリカの高校生活の勝負になるのです。

成績は、多くの場合AからFで評価されます。 AといってもA,A−,BでもB+,B,B−というように比較的細かくわかれています。 これらの成績はテストだけではなく、授業態度、宿題の提出やその質などを総合して評価されます。 テストによる評価は20%以下というクラスもあります。 宿題がもっとも重要な要素で、宿題を怠るとどんなにテストが良くてもよい評価を得る事は出来ません。 宿題は、数学以外は、調査とレポート形式が圧倒的に多く、徹底的に文書を書かせます。 宿題の締め切り間際になると、みなパソコンに向かって何時間も座って必死になります。 これが、毎日のように続きます。 いい加減なレポートはすぐに悪い点数につながります。

なお、アメリカの高校の多くは、絶対数字(たとえば平均94点以上ならAというように)で成績を決めるので、極端なことを言えばクラス全員がAのこともありえますし、全員が落第することもあります。 もちろんそうならないようにクラスに応じた難易度のテスト、宿題などが出るように工夫されています。

しかしAを取って来たからといって喜んでいられないこともあります。
なぜなら、自分のクラスが難しいクラスではないかもしれないからです。 各科目とも3段階ぐらいに難易度でわかれていますので、上のクラスでなければ、Aも、上のクラスのBの子供と同じような評価しか得られないからです。 実際に科目選択の時にそれぞれの科目に基準があり、説明を読むと前の難しいクラスでB以上、普通のクラスでA以上といったようなことが書いてあります。 GPA算出時にも算出に加算される点数がちがいます。上のクラスでも簡単すぎるという子供たちは近隣の大学で勉強する機会も与えら れることもあります。

アメリカの大学は、高校の成績最重視です。 高校の成績がよくないと良い大学には入れません。 一方、日本のような大学別の受験はありません。 日本の一部の高校で見られるような、学校の授業中に受験勉強をするといったことはありえません。 高校の成績は受験テストのように一過性ではないため、成績が悪いと取り返しがつきませんので、アメリカの高校生は学校の成績をよくしようと勉強します。 したがい、アメリカの大学には日本のような浪人はありません。浪人しても高校の成績は良くならないため意味が無いのです。 一方、大学に行くまでの間1年休暇を取る学生もいます。 その間は遊んでいるわけではなく、インターンシップ、ボランティア、海外での学習などを行います。 アメリカでは年齢差は重要ではないため、高校でも年齢の違う生徒が同じ学年に多くいます。
 


 アメリカの高校と夏休み

アメリカの学校教育は夏休みが勝負です。
しかし、夏休みの宿題はあまりありません。

アメリカの高校に限らず中学校も小学校も同じですが、夏休みが驚くほど長くあります。 早いところ(主に私立)では、6月1日から、公立でも遅くとも6月20日ごろから夏休みです。夏休みの始まる日は冬に雪で学校が閉鎖になった日数で若干ずれます。 大雪で2日閉鎖になると2日夏休みが始まるのが遅くなります。 そして秋の新学期(アメリカは9月に新学期が始まり6月に終わる)が始まるのが9月の初旬です。 日本の北国を除く多くの学校の様に9月1日からぴったりと始まるわけではありません。

3ヶ月、すなわち一年の4分の1もの長い休みですから、この間に何をするかによって、大きな差が出てきます。 この差はスポーツ的な差であったり、学力的な差であったりさまざまです。 なにもしないで夏休みを終わる子供と、夏休みを充実して生活した子供では、成長に大きな差があらわれることは言うまでもありません。 

アメリカの子供たちは夏休みにはキャンプに行きます。 
キャンプといって海辺でキャンプファイヤーをするキャンプではなく、アカデミックキャンプ(勉強キャンプ)、スポーツキャンプ、ミュージックキャンプなどさまざまなものがあ ります。 アメリカの家庭は共稼ぎが多いせいもあり、夏休みの昼間に子供を預かってくれるキャンプがよくはやっています。 キャンプには、デイキャンプとボーディングキャンプがあります。 デイキャンプは通いで、ボーディングキャンプは宿泊キャンプです。

中でもアカデミックキャンプは重要視されています。 多くのアカデミックキャンプでは、クレジットコースを用意しています。 ようするに単位取得キャンプです。 なんの単位かとうと、教科単位です。 中学でも高校でも大学のように学校の教科は単位という考え方で、その単位を取得すれば、その教科は終了となります。 これを夏休みを使って取得してしまうというのがクレジットコースです。 たとえば、通常学校では、数学の代数のクラスが学校でありますが、これは毎日1時間とすると1週間で5時間で、1年間(実質9ヶ月)勉強し単位を取得するわけですが、これをキャンプで1日2−3時間で5週間、120時間で取得しようというものです。 これらを実施するキャンプは近隣の公私立学校から公認されています。 クレジットを取得すると、それを学校に報告すし、学校側が認めるとその単位は終了し1段階上のクラスを秋から習得できることになります。  これを中学のころから初めて各夏休みを利用してクレジットを取ってそれが学校に認められるとすると、9年生(日本の中3相当)で微積分まで終了することになります。 そして10年生(日本の高校1年)ぐらいまででAP(Advanced Placement)を取り大学のクレジットをもらうということも可能になります。 こうやって出きる子供たちは夏休みを有効に利用して、進んでいくのです。 また 、そこまで行かずとも秋から習う授業の予習クラスを受けることによって学校の成績をよくすることが出来ます。 毎年夏休みに予習クラスを受け、成績をよくすることも極めて重要なことです。 それは大学には内申書(GPA)がきわめて重要だからです。 

また、スポーツも重要です。 夏ですから子供たちは思いっきり体を動かしてスポーツし体を鍛えます。 夏休みが終わると皆一回りもふた回りも大きくなってきます。 心身ともに成長しているのです。 夏にはさまざまなスポーツキャンプがあります。 野球、テニス、バスケット、水泳、ラクロス、ゴルフなどなどたくさんあります。 もちろんこれらキャンプで一生懸命やっていたことも大学や私立高校編入時などには、有利に利用することも出来ます。

キャンプの多くはほとんどが8月の第1週目で終了し、8月から9月初めまでの1ヶ月強は家族との旅行や友達と友好関係を築くことに利用できます。 それだけでも日本の夏休みと同じ程度の期間があります。

アメリカの多くのボーディングスクールではアカディミックサマーキャンプを実施しています。

主要大学でも、高校高学年向けのサマースクールを開催しています。大学で開催される高校生用サマーキャンプで大学のクレジットを取得すると大学入学後に認めてくれます。 すなわち、大学の卒業取得単位がその分すくなくなることになります。 これらやAP(大学で単位を認めてくれる)を利用することにより、3年で卒業する事も例外ではありません。 または、大学でダブルメージャー(専攻学科を二つ取得すること)も可能にします。

また、スポーツはあらゆる地域で数多く実施していますが、NIKEのキャンプがDAYとBOARDINGもあり有名です。
 


 コミュニティーサービス

多くのアメリカの高校は卒業までに40時間程度の奉仕活動を行わなければなりません。 これは、正式な単位として、高校卒業条件となっているところが大半です。 これをコミュニティーサービスといいます。(日本の地域ボランティアと同類)

地域への奉仕活動の一環ですが、アメリカ的な奉仕活動の意識を植え付けるものです。 アメリカでは、寄付をするこが、きわめて高いステータスとなっています。 過去の成功者たちはみな莫大な寄付をしています。 社会に奉仕すること、それが、存在意義だと考えられているからです。 したがい寄付は免税対象にもなります。(そのように認められた寄付に限る)

コミュニティーサービスは、土日や夏休み、春、冬休みなどを利用して行われます。 それぞれの地域で、学校とタイアップしたプログラムが多数用意されています。 町の清掃にはじまり、老人ホームでの介護や音楽会の開催、低所得者層の子供たちに無料で家庭教師をしたり、ピアノを教えるなど、さまざまなものがあります。 これを全部で40時間行います。 主に10年生(ソフモア)から行います。(アメリカの高校では大学と同じように、1年生をフレッシュマン、2年生をソフモア、3年生をジュニア、4年生をシニアと呼ぶ) 

40時間というと普通の会社の1週間分ぐらいの時間ですから、たいしたことはありませんが、高校生にとっては、授業もありクラブもありと忙しい中から時間をつくらなければならず、以外とみな大変な思いをします。 200時間以上行う高校生もまれではありません。

アメリカの高校生はこうして奉仕活動の重要性を学びます。
 


 ガイダンス・カウンセラーの存在
 
アメリカの高校にはガイダンスカウンセラーがいます。 公立でも私立でも同じです。

日本の高校にはあまりいない存在です。 しかもたくさんいます。
中学校にもいます。 それぞれのどの生徒はどのガイダンスカウンセラーかということが決まっています。

ガイダンスカウンセラーとは、それぞれの生徒の進路指導を含む生活指導などを行う人たちです。 生徒に問題があるとガイダンスカウンセラーが登場します。 担任の先生という考え方はあまりなく、ホームルームの先生というのが他にいます。 ホームルームの先生というのは、朝ホームルームの時間(ほんの10分程度)に会う程度です。  進路に関する話にも登場します。 たとえば、学校に推薦状を書いてもらう時にも登場します。 生徒の悩み事を聞く時にも登場します。 しかしガイダンスカウンセラーたちは授業では教えません。 カウンセラー専門職です。 日本的な保健の先生とも違います。

進路指導となるとこのガイダンスカウンセラーが生徒の成績などを判断して受験する大学選びを手伝ってくれ、一緒にいろいろな事を考えてくれます。 学校によってはカレッジカウンセラーが別にいるところも多くあります。

ガイダンスカウンセラーは独自にオフィスをもっており、独自に保護者を呼び出して面談したり、コンフェレンスを開いたりもします。 たとえば、大学受験で、SATってな に、ACEってなに、とわからない記号がたくさん出てきた時もガイダンスカウンセラーに聞きます。

アメリカの大学では、カウンセリングの専門教科があり、カウンセリングを専門に学問として学ぶのです。 しかも大学院まであります。 それほど、教育においてカウンセリングが重要視されています。
 


 APとは
 
APとはAdvanced Placementのことです。

今や進学を希望する高校生の間では、APをいくつとったか、結果はどうだったかということが日常の話題になっています。 APとはカレッジーボード(College Board )が主催するAdvanced Placement(アドバンスドプレースメント)のテストです。 色々な科目にAPのテストがあります。 日本語も2007年の秋から実施されます。 

アメリカの高校では同じ科目でもいくつかのレベルを授業として実施しています。 たとえば、数学であれば Calculus, Honor Calculus, AP Calculus AB、BCといった具合です。これらは日本的にいうと全部微積分のクラスですが、成績・能力によってこれらから選択する(学校が指定する)ことになります。 APがついたものがAdvanced Placement用であり、それらの授業を終了するとAPテストを受けることが出来ます。 (終了しなくても先生がOKすれば受けられる) APは、大学1年生レベルの内容です。

APは5段階評価で5が一番良い成績です。 大学によって違いますが、4か5の点数を取ると大学のある一定の授業単位(Credit)を修得したとみなされパスすることが出来ます。 すなわち早く難しいコースや専門コースに進むことが出来ます。 また、十分に単位を取れば、早く大学を卒業することもできます。 このためアメリカの高校生は必死になってAPを取得しようとします。(大学卒業単位には、APに加え、夏休みなどに大学で開催されるサマースクールで取得した単位も加算されます。 ただし、AP科目により大学で単位が認められない場合もあります。)

AP授業は、普通の授業と違い、かなり難しいことをします。さらに、宿題の量も半端ではありません。調査、レポート方式の多いアメリカの高校では、連日深夜までレポート作りということになります。 時間がいくらあってもたりない、というのがAPです。 APをたくさん取るとそれはそれで大変なことになりますが、メリットも大きいのでみながんばるわけです。  大学に入るには勉強だけではなく、課外授業が重要であるため、さらにスポーツや芸術関連もやらなければならず、アメリカの高校生というのは、かなり忙しいということになります。

アメリカには日本のような塾というものがあまりありません。(SATのための塾はある)
日本では、学校の授業は成績がよくてもわるくても同じ高校内でれば全員同じ授業を受けるのが主流で、学校の授業よりも難しいことをならう塾もありますが、アメリカでは、出来ればできたなりに同じ学校の中で難しいコースが用意されており、できればできるほど上のクラスへと進んでいくことが出来ます。

大学のAPクレジット例:

 SAT
 
アメリカの高校の11年生から12年生前半になると、あけても暮れてもSATの話題でいっぱいになります。 SATはいわゆる共通テストで、数学、読解、小論文の3科目あります。 大半の大学で、受験時に提出を求められます。  アメリカの大学には大学別の受験はありませんが、その代わりに高校の成績、SATなどが必須で提出を求められます。 SATは、SAT Reasoning TestとSAT Subject Testがあり、いわゆるSATの点数とは、SAT Reasoning Testの結果のことです。

SATは、大学によりおおよその合格者の点数が発表されていますが、何点以上とか、何点から何点まではどの大学と言ったはっきりした線はありません。 まずは高校の成績(GPA)ありきです。 また、高校の成績もGPAが何点あれば良いといった基準線もありません。 日本の大学のように、偏差値がコノくらいだからどこどこに受かる、といった判断基準にもなりにくい面があります。  課外活動、ボランティア、その他能力などで総合的に判断されます。

一方、当然ですが、難関大学の合格者のSAT平均点は、高い点数となっています。
したがい、高校の成績が良く、SATも良く、その他も良く、推薦状も良く、そして、重要なエッセーが良いという、バランスのよさがアメリカの難関大学合格への条件となります。

なお、SATのほかにACTというテストもあり、多くの大学では、両方を同等に受付け評価対象としています。


ボーディングスクールとは  ■ボーディングスクールに入るには  ■なぜボーディングスクール?

 ■
ボーディングスクール選び  ■ボーディングスクールの授業科目 ■ボーディングスクールと悩み

 
ボーディングスクールの集まっている地域 ■ボーディンスクール FACT SHEET

HOME